紀伊の音

ADHDアーティスト紀伊原ひろの器用貧乏なブログ

くだらねえ世界に生まれてきた感想文

とりあえず人間は馬鹿だなという率直な感想を抱かざるを得なかった。

 

戦争を起こすこととか、誹謗中傷もそうなんだけど、それ以前におならをする生き物なんだってことをすぐ忘れてしまう。それが一番間抜けだったなってことなんです。

 

おならをするのに何で戦争を起こすんだろうと思うかもしれないけど、おならをする生き物でありながらそれを忘れてしまったり、隠そうとすることに全ての災いの原因があった。

 

自由におならを解き放つことが出来れば、ヒトラーやプーチンも単におなら臭い人生を歩んでいたのだろうし、暴力団員の人たちも可愛いらしく微笑んでいたんだと思う。

 

くだらない21世紀頃にはインスタやツイッターで嘘ついてフォロワーを増やすとかいう虚しい行為が流行っていたけど、「何でおならするのにこの人たちはおなら以上に胡散臭いんだろう」と思って眺めてたし、「あ、別に無理して産まれなくても良さそうな世界だな」っていう感想文だった。

 

だからそうだな可愛いおならをする女の子は若い内だけ適当にちやほやしといて、ババアになったら手のひら返しして完全に無視してやればいいのかもしれない、きっとそうなんだろう。みたいな雰囲気だ。

 

そんな風におならをしながらくだらない歴史を繰り返すのがすごい暇だったし、「何でこの人たち他人の物真似しかしないんだろ、無理して生まれてこなくてもいいんだけど」って思わざるを得ないようなくだらない生き物がたくさんいて、気持ちわりーって思った。

 

なんかアニメキャラみたいなおなら臭い人たちに自分のセリフを代弁させる文化祭みたいな雰囲気も単純に気持ち悪くてオエーッてなっちゃったし、何でこの人たち褒めてほしくてたまらないのに謙遜したフリして「おならしてみた!」とかホザいてるんだろ、すげーくだらねえ時代を代弁してるキャラだなあ、時代の大便者みたいで別に生まれてこなくて良かったな。そんな乾ききった感想。

 

世間体のために子供を産むのも飽きてしまったオレは暇つぶしに女をひたすら眺めたり、髪の匂いをくんくん嗅いだりしていたけど、改めて考えるとセックスめんどくせえなあ、みたいな気持ちになってきて、男も女もゲイもビアンも全て差別されたらいい、って思った。

 

動物もかなり馬鹿だなって思う。少しは反省したらどうなんだ?って思うし、知的な人間なんて一人も居ないんだってこと、どうあがいても知的生命体にはなれないんだってことに絶望してしまった。

 

それでもおならをしながらダンスを踊るTikTokグラムの女の子たちを見てると、金払うから触らせてくんねーかな、と思うし、スタバで純粋な気持ちで事件を起こすのも可愛いのかもしれない。

 

この世には8才のクソガキと14歳のクソガキ、21歳のクソガキに加えて33歳のクソガキと42歳のクソガキ、56歳のクソガキ、60代、70代、80代のクソガキ、それと少量の90's100sアニバーサリーを迎えたわけわかんない生き物しかいないんだなってことに愕然としたし、ガリバー旅行記の作者はかなりのむっつりスケベだなと思ったよ。

 

そしてジャニーズとEXILE、美容師、ガクト、AKBAバアシワ48、どれが一番胡散臭くておなら臭いんだろ、という無理難題な疑問符を自らに課したオレは人生の9割を諦めざるを得なかった。

 

だけど残りの1割は楽しかった。

 

くだらない野球選手を挑発して逃げ出したり、大して野球が好きでもない野球好きの女に積年の恨みを晴らしたり、お相撲さんのような心を持った男性を全力で動かしたりする喜びに満ちた人生だった。そんな風に素直に物事の真髄を追求できたことは本当に楽しかった。

 

馬鹿なオレよりもさらに馬鹿な生き物たちのおかげで悟りを開くことができたし、一線を越えたようでその実きわめて常識的な行いが出来た。最高だ

 

ちなみにオレはまともな音楽を作る人間が好きだ。クズでもかまわない。少なくともEXILEAKBよりは本当に生きてる価値があるから一般ウケしなくてもいいから死ぬまで音楽を作り続けてほい。陰ながら応援してるよ。屁ーこきながらね

 

ではこれからもくだらねえ世界に洗脳されたり逆に洗脳されきれない自分を悔しがりながらくだらねえ生涯を送ってくださいね

 

どうか皆さん頑張らないでください。世界くだらねえしな。そして真剣におならと向き合っていきましょう。

 

「女優ビッグバン」制作日誌 Day18-23 ラスト・ラン

Day13-17

Day 18 (4/19 Wed)

完成が急がれ、集中する必要があった為、自宅で作業をした。最終的な音作り作業のため、静かな室内でやる必要もあった。

iPadの負荷を軽減するため、リージョンの分割、切り貼り、オートメーション、リミッターを掛けた各トラックを一旦全て1本のWAVファイル化し、新しいプロジェクトを作ってそこに貼り付けていった。コンプレッサーはかけなかった。

 

プロのエンジニアはかなり細かくルーティングするのだろうが、プロの"スケッチ"アーティストでしかないオレはドラム、ギター、ボーカルをそれぞれグループ化しただけで済ませた。ボーカルの内、コーラスだけは例外的に独立したグループトラックに送った。

 

本来なら各パートの音の分離を明確にして聴きやすくするためにEQだけでなく(主にローパス)フィルターを使ったりするが、めんどくさかったのでコーラスだけ軽くローカットして女性的にした。歯擦音のカットも面倒だから大雑把に処理した。

 

ファンキーでドライなパートが多い曲だからリバーブもあんまり深く掛けたくなかった。GarageBandのドラムは最初っからリバーブが掛かってるからそのままにすることにした。マスターにもリバーブは使わず、ギターとボーカルに薄く掛けた。

 

アコギにリミッターやコンプレッサーをかけすぎると音が硬くなって本来の温かみがなくなってしまうため、あんまり掛けたくなかった。アコギはもともと音の伸びがある楽器だからあんまり掛ける必要もなく、オートメーションで出だしだけ抑えれば十分だった。

 

ボーカルには普通にコンプレッサーを掛けたが、強弱の波が特徴のコーラス部分はあんまり圧縮しすぎないようにした。

 

常に強迫観念に追われてリラックス出来ず生き急いだり人生に不要な縛りを設けて人生損しまくってるオレには常に強度のコンプレッサーが掛かっているため、音楽はあんまり圧縮加工したくなかった。それ以前に単にめんどくさいというのがあった。寿命を圧縮するような強力なコンプレッサーが掛かっているにも関わらず、激しい感情の波をフラットに保つのは困難だった。おそらくオレを造ったエンジニアたちはオレの脳内コンプレッションシステムの閾値(沸点)をかなり低く、リリースタイムを短く設定したままこの世界に放り出してしまったらしい。はた迷惑な話だ。

 

夕方軽く散歩し、例によって納豆ご飯を食べながら昨日観た「IT それが見えたら終わり」の続編を観た。まあまあだったがハリーポッターのほうが全然よかった。道化師のオレとしては、ピエロというのは完全悪であってはならないという絶対的な信念があるため、キング作品としてはかなり期待はずれだった。

 

 

映画「IT the end それが見えたら終わり」
リンク: Primeビデオ(Prime会員特典, 20234月現在)

Day 19 (4/20 Thu)

この日も自宅で一日中ミキシング作業に追われた。

 

ボーカル録音の時と同様、音の多いCセクションが難所だった。コーラスの音量、EQ、左右の位置を何十回も変えた。

 

(特にギターの)鳴りすぎる低音にも悩まされた。メリハリとアタック感のある曲なため、低音の残響は抑えたかった。ボーカルも狭い部屋で録ると200hz前後の低音がかなり強くなってしまうためカットした。マスターチャンネルのEQ200350辺りは下げた。少し下げすぎたが、音がこもるよりはマシだと判断した。代わりにバスドラムとベース(アコギの6)100120を少し上げて、アコースティックな曲ではタブーとされるいわゆる「ドンシャリ」な音作りにあえてした。

 

リズムも重要な曲とはいえ、ギターと歌をフィーチャーしたかったからバスドラムも抑えたが、動画で見られるようにクラップ(手拍子)はアクセントとしてバス以上に重要なので強調した。

 

ギターは高(1,2,3)・低(6)・中(4,5)をそれぞれ左、中央、右に置いた。最初は左右の音ももっと中央よりだったがボーカルとの兼ね合いもありさらに開かせた。

 

部分的にギターの低音がやたらデカくなる箇所があって、レベルをかなり下げても変わらず、おかしいなと思ったら右の中域ギターの5弦で中央の6弦と同じキーを弾いてる部分があって、その部分だけ低音がブーストされていた。そこでその部分の6弦は全てカットした。

 

Cubasisには全体的な音圧を底上げするMaster Stripというエフェクトがあるが、それをドラム、ギター、ボーカルの各グループに掛け、マスターにも掛けて音圧を上げたが、上げすぎるとメリハリがなくなったり低音が強くなりすぎるためこの曲では少し抑えた。Stripで思い出したが、スタジオに行く途中の道から少し逸れると風俗街があって、そこのストリップ場に入りたくてたまらなかったが金がなかったから断念しながらスタジオへ通っていた。仕方がないからスタジオ内で服を脱ぎ、全裸になって歌っていた。

 

毎度のことながら音作りに悪戦苦闘していたが、これまでの経験上、詰めが甘くめんどくさがりのADHD患者のオレがどれだけ頑張ってもプロレベルには及ばないことは分かりきっていたのであんまりこだわり過ぎないように心がけながら作業し、夕方にはほぼ完成させていた。

 

気分転換をするために自宅からは少し距離のあるスーパーに夜飯の惣菜を買いに行った。レジの女の子が目当てでもあった。平日だったが、ミキシングのほぼ完成を記念してビールを買って公園で飲みながらタバコを吸い、独創的な人間しか存在しない世界を夢見ながらたそがれていた。

 

夜はスティーブン・キング映画の「ドクター・スリープ」(シャイニングの続編)を観た。常にイマジナリーフレンドと会話をしているオレには面白かった。悪役の女性の0っぱいを揉みしだきたくてたまらないが駄目だ、オレはもう女優を葬ってしまったのだから。シャイニングもリメイクしてほしい。

 

 

映画「ドクター・スリープ」
リンク: Primeビデオ(Prime会員特典, 20234月現在)

Day 20 (4/21 Fri)

音楽をほぼ作り終え、今度はYouTube動画とジャケット画を作る必要があった。

 

動画は当初はギターは使わず酔っ払いながら激しく身体を動かして歌う動画を撮影しようと思っていたがやっぱりギターも弾きたいと思って弾き語り動画にすることにした。

 

ギター無しなら自宅アパートで口パクで撮影することもできたしギターも空振りピッキングで音を出さずに撮影することは出来るがそれだとテンション上がらず、実際に声と音を出してパフォーマンスしたかったからスタジオで録ることにした。背景にドラムキットがあったりするほうがライブ感を出せるというのもあった。

 

先月公開した「AIになりたい」の撮影では1時間でかなりギリギリだったし今回の曲はミスも多くなりそうだから2時間で予約した。昼間はやる気が起きないから夕方にした。

 

それまでの時間は音作りの最終調整をした。いつもなら妥協したりめんどくさがって直さなかったような部分も今回は再生数伸ばせそうな曲だったこと、一種の集大成的な曲だったこと、歌詞も母国語でちゃんと書いたこと、いい加減結果を出したかったこともあり本気モードだった。

 

弾き語りはまったく練習してなかったから早めに出かけてスタジオ近くの公園で練習した。アコギ用のストラップがなかったからエレキ用のやつの先っぽにジャージのヒモを通してアコギのネックに結びつけた。

 

軽く酒を飲んで撮影に挑んだ。ミスするのは確実だったから曲の部分ごとに撮影して繋ぎ合わせて、繋ぎの部分は画像で隠したりフェードインアウト効果を付けて誤魔化そうという算段だった。薬の副作用とアルコールと春という不安定な季節のおかげでかなり苛立っていてちょっとしたことでパニックやヒステリーを起こすような状態で撮影していた。

 

撮影中、ストラップが肩から滑り落ちたり、ズボンの後ろポケットから背中を通して装着していたイヤホンが外れたりストラップに絡まったりして発狂し、人格と顔つきが豹変して「なんだこれなんだこれなんだこれ!!!!?絡まっちゃったよ絡まっちゃった!!おい!!!この野郎!!!誰だてめぇは!!!」と叫んで気が狂っていたが深呼吸をして落ち着かせた。

 

普段必要のない所で我慢しすぎたり人生に縛りを設けたり人に気を使いすぎてる分、怒りが爆発すると制御不能になる。こういう時の私は無敵の状態にあり、痛みも疲労も感じずに予測不能な動きと腕力を見せ、ヤクザやプロボクサーさえ打ち負かしてしまう。その後我に帰り、自分の行いを恥じ、激しい鬱状態に陥る。

 

だんだんテンションが上がっていき、ジャンプしたりグルグル回ったりコサックダンスしながら弾き語る素晴らしい動画が撮影出来たが、結局それは採用せず、普通のテンションのテイクを採用した。ミスは意外と少なく、一曲まるごと通しで撮った2本の動画を繋ぎ合わせるだけでOKだった。

 

金曜だし飲み屋に行きたかったが節約のために自粛し、公園で酒を飲んで一服して帰路についた。

 

早く配信してしまいたかった為、映画は観ずに納豆ご飯をたいらげ、ジャケット用のアートワークを制作した。Day6で仮のアートを造っていたがグロいため没にし、もう妊婦のお腹にビッグバンの画像を加えるだけでいいやと思い急いで作り上げた。

 

CD babyで曲を配信し、風間ゆみで抜いて眠りについた。

 

Day 21 (4/22 Sat)

自宅で動画の編集をした。明日の日曜でプロジェクト開始からちょうど3週間になるので是非とも今週中に動画も終わらせたかった。

 

演奏動画にアニメーションを加えるのが理想だったがそんな時間はなかったので、リズムに合わせて画像が出たり消えたりするパラパラマンガ風の動画にしようと考えていた。特に「広大な子宮〜」のシーンでは妊婦のお腹から音符(おたまじゃくし)が飛び出て、手足が生えて人間やカエルになっていくパラパラマンガを付けたかったが面倒だったし音楽制作に時間がかかりすぎたため、妥協してジャケット画と同じ妊婦画像が表示されるだけの動画にした。

 

人種差別うんぬん言われることを避ける為にYouTubeには書かなかったが日焼けしてビジュアルが悪化したため急きょモノクロ動画にした。ジャケット画がモノクロだったから日焼けがなくても結果的にモノクロを採用してたかもしれない。YouTubeの説明に書いた通り花とビッグバンアニメーションを追加して仕上げた。すべて手動でクラップ(手拍子)に合わせてチマチマと画像を入れていった。ビッグバンアニメーションは横線と楕円形の2枚の画像を使った。タイミングや位置を合わせるのに苦労した。

 

動画を限定公開でアップロードし、残るは説明文と字幕、多言語化のみとなった。

 

ビールを飲みながらカレーを作り、スティーブン・キング原作の映画「ペット・セメタリー」を観た。普通だった。

 

 

映画「ペット・セメタリー」
リンク: Primeビデオレンタル¥400

Day 22 (4/23 Sun)

4/2に衝動的に詩を書くことによって始まったこのプロジェクトも今日できっちり3週間が経過した。明日の月曜まで持ち越したくなかったので自宅で集中したかったが、昨日一日中こもってたし天気も良かったので出掛けるか迷っていたが出かけることにした。人の多いメジャーな公園とかに行ったら絶対にむしゃくしゃするだろうと思い、大通りや駅周辺は避けて路地へ路地へとチャリを進めた。

 

ファミマで弁当を買い、普段素通りしている路地へ入っていき坂を登ると見晴らしのいいマニアックな公園を発見した。ボール遊びも出来ないような小さい公園だったのでガキもいなかった。

 

弁当を食べ終わって景色を見ながらプクって(一服して)るとスズメバチが飛んできて幼稚園児のようにビックリして怯えていた。

 

途中でガキ共が来てオレの方にボールを転がしてきたので仕方なく紳士的にボールを返してやった。いちおうの礼儀が身についたガキだったのでまあいいやと思い、YouTubeの説明会にいそしんだ。

 

何を書いたらいいのか分からず作業の取り掛かりまでに時間を要したが、書き出したら何だかんだと内容を思いついていた。

 

夕方になりションベンをしたくなったので穴場公園をあとにし、コンビニでトイレを買い、最近発売されてハマっていた、禁断のカフェイン入りチョコレート入りコーヒーのミニボトルを買って、急坂の上にある、側から見たらただの森にしか見えない、マニアックなのかメジャーなのかよく分からない大きめ公園に行き、日本語による説明文を書き終えた。

 

寂しかったのでLINE友達の女性にチャットを送り、家路についた。

 

昨日のカレーの残りを食べながらスラッシャー映画の草分け「サイコ」を観た。同じ多重人格者としてとても楽しめた。「この曲はサイコの影響を受けた」という後付け設定を考案した。

 

名作映画「サイコ」
リンク: Primeビデオ(Prime会員特典, 20234月現在)

 

女優を葬って創造的に前向きに明るく生きたいという願いからこの曲を作ったオレだったが、この日のブラウザ履歴には「風間ゆみ タイツ」という検索履歴があった。

 

Day 23 (4/24 Mon)

結局月曜まで持ち越してしまい、家にいると自殺したくなるので近所の公園に出掛けて説明文の翻訳と字幕の作成を夕方までやっていた。多言語化はメジャーな言語に絞った。

 

夜はスティーブン・キング原作映画「バトルランナー」を観た。つまらなかった。

 

 

映画「バトルランナー」
リンク: Primeビデオ, レンタル¥400

 

動画を公開し、3週間に渡る「女優ビッグバン」制作の幕を下ろした。あとはSNSで宣伝しなくてはいけないのだが正直もう人間という生き物に嫌気がさしてるからSNSをやる気になれず、神経が図太くて馬鹿な人間に復讐をして女性と一緒に自殺したい気持ちでいる。

 

「女優ビッグバン」制作日誌 Day13-17 悪魔のリズム

Day 13 (4/14 Fri)

家で昨日録ったボーカルを編集していた。

録り直す必要のあるパートは特になくて一安心。

 

昔だったら時間の配分と見積りを誤って「今週いっぱいで仕上げる」と息巻いていただろうが、時間に対する見当識に欠けるADHD患者の私もさすがにいい加減学習しまくってきたため、来週いっぱいで音楽と動画を両方仕上げるのを目標にした。

 

早く作品を仕上げたい気持ちが強かったのか、女優の死を謳った作品に対する責任感を感じたのかは分からないが、この日のブラウザ履歴に@vを見た痕跡はなかった。

 

 

夜は不評のエクソシスト2を観た。確かにいろいろと不満が残る作品であり、特にラストでは本来なら悪魔との壮絶な格闘をすべきリーガンはただテンパってるだけなのが残念すぎたが、基本的なコンセプトは悪くはないと思った。「コクモ」という日本語っぽい名前が連呼されるシーンは素晴らしかったし、美しくさえあった。それだけに非常に残念である。もう少し制作に時間をかけるべきだったのだろう。スタッフの感染症等、制作サイドにとってもいろいろと呪われた作品だったようだ。豊潤に成長しサキュバスと化したリーガンの誘惑シーンでは少し勃起してしまった。昔なら確実に抜いていただろうが、生き急いでいるオレは最早そんな気分ではなかった。

 

 

映画「エクソシスト2」
リンク: Primeビデオレンタル¥400

 

Day 14 (4/15 Sat)

雨の土曜という引きこもり日和だったため、一日中家にいた。

 

ギターと歌のレコーディングと基本的な編集が完了し、この土日でリズムセクションを作ろうと考えた。

 

とりあえずいつも通りiPhoneGarageBandAIドラマーを使い、「てみた」とかいう死語を使わないように気をつけながらいろいろと試してしっくり来るドラマーを探したところ、結局は「冷香」と同じMayaになった。

 

iPhone版GarageBand

 

冷香ではもう制作に時間をかけたくなかったしリズムは特に重要ではない曲だったからタンバリン以外はAIドラマーをそのまま採用したが、今回はリズムが重要な曲だったからAIに任せっきりにせずにAIを参考にしながら自力でチマチマと打ち込むことにした。

 

Mayaキットとは別に、パーカッションも一部加える必要があったが、天候と気圧の影響かこの日はいまいち頭が冴えず、同じことをグルグル何度も考えたりする状態にあり、何をどうしたらいいのか分からずにボーッとしたりしていた。ついついこだわり過ぎたり凝った事をやろうとしたり難しく考えたりしてしまう癖を抑えるように何度も言い聞かせていた。

 

当初、セクション間のつなぎ(トランジション)部分は手動で1から入力するのは面倒だったため、AIを採用しようと思っていた。そのため、他の部分もAIドラマーのMayaと同じキットを使って打ち込む必要があり、ドラムキットのリストの中から探し出した。

 

最終的にはつなぎ部分も全て手動で入力することになり、AIと同じキットを使う意味は無くなってしまったが他の音に変える必然性も感じなかったので結局そのまま使った。

 

パーカッションを使う場面(サンバっぽくなるシーン等)のパーカッションに関してはAIドラマーをそのまま使ったが、クラベス(拍子木)とカウベルがうるさいからドラマートラックを複製し、その二つだけ分離して音量を下げた。

 

午前中はやる気が起きなかったが、ひとたび方向性が決まって作業を始めてからは没頭しはじめ、気づくと14時半になってたので昼飯を食べた。飯を食べてる時は何かを観たり読んだりしないと落ち着かなかったり損をした気分になるオレだったが最近は物事への関心もなくなってネット検索したりSNSを眺めたり新しい本やマンガも読まずニュースもテレビも見ない(部屋にテレビがない)ため、ネタがなかった。映画は観るが昼飯時に観る気にはなれなかった。つい最近ONE PIECE1巻から読破したがそれも終わってしまっていた。そこで特別きっかけもなく久々に「最高のB級マンガ」、トリコを読むことにした。

 


1巻は定期的に無料キャンペーンをやっているようだ

 

ONE PIECEの凝りすぎた技名とは対照的に、「ナイフ」「釘パンチ」等、ストレートでダサいトリコの技名が好きだ。時代遅れのムキムキ筋肉の絵も技名同様にダサかっこいい。

 

頭を切り替えられないADHD患者のオレは案の定トリコに没頭してしまい、17時過ぎまで読んでいたがさすがにマズいと思って作業を再開した。

 

夜は毎週のことながらカレーを作り、普段は節約のために薄めた焼酎を飲んでるがビールを買い、エクソシスト3を観た。評判通りなかなか面白かったが、オレとしては悪魔に取り憑かれたミスター・カラス*を今度は大人になったリーガンが格闘の末に救うという展開にしてほしかった。そのリーガン自体登場しなかったのも残念だった。

 

映画「エクソシスト3」
リンク: Primeビデオ レンタル¥299

 

その後はまたトリコを夜中まで読んでいた。昨日は我慢出来た才ナ二一をまたしてしまった。

 

*M・ナイト・シャマラン作品「ミスター・ガラス」

 

Day 15 (4/16 Sun)

夜中までトリコを読んでいたため起きるのは遅かった。天気が良くて出掛けたい気分だったが、人が多い日曜に出掛けてもどうせすぐむしゃくしゃするだろうし、リズムパートを今日中に仕上げたかったので土曜に引き続きリズムパターンの編集にいそしんだ。

 

マンガに費やした時間を取り戻すため、トリコは読まなかった。(読み出すと絶対に頭を切り替えられない)

 

仮作成したリズムトラックにギターとボーカルを加えたミックスを聴いてるとテンションが上がってきて、作業に集中することが出来た。

 

夕方頃にはほぼ仕上げることが出来た。その後寂しくなってLINE友達掲示板に書き込んだりし、そして散歩に出掛けた。いつもチャリに乗ってるからたまには歩こうと思い、見晴らしの良い所まで坂を登り、ビールを飲みながらミックスダウンした曲を聴いて黄昏れていた。

 

夜はエクソシストシリーズを観返していた。

 

制作開始から(当初完成予定だった)2週間が経過し、レコーディングとリズム作成は終了した。残るはミックス作業と動画、ジャケット画の制作だ。完成が急がれる

 

Day 16 (4/17 Mon)

作品の完成が急がれ、絶対に今週中に完了したかったが、先週末ずっと家に引きこもっていたため出掛けたい気持ちが強かった。平日、特にただでさえ憂鬱な月曜に自宅にこもってると死にたくなるから嫌だった。

 

それでも作業が絶対優先だったから近所の公園で作業しようと思っていた。コンビニのイートインやカフェで作業する気分でもなく、外で気晴らししたかった。

 

チャリに乗って目的の公園の前まで来たが、まだチャリで疾走していたい気分だったのでそのまま素通りしてしまった。家の近所では気分転換にはならないため、結局そのまま30分以上も走り続け、気づけばかなり遠くの海に近いエリアまで来ていた。すると、さっきまで天気は良かったのに急に雨が降り出し、天気が不安定なこの時期に予報を見てこなかったこと、こんな遠くまで来てしまったことを激しく後悔した。

 

だが雨は一時的なもので30分くらいで止み、また晴天になった。いつものようにファミマでセックスサンドを買い、海沿いの公園に向かった。恋という名の一時的な幻想に酔いしれたカップルが多いスポットではあるが、平日の昼間は人は少なめだった。公園のいちばん端のベンチに座って作業をはじめた。

 

この日は各トラックの音量をオートメーションとリミッターを使って均一化するという事務的な作業に明け暮れた。事務仕事に向かず、かといって体力もないから仕方なくアーティストにならざるを得なかったオレが何でこんなことをしなきゃいけないんだと愚痴をこぼしながらも薬の効果もあり集中して作業出来た。

 

音楽やるならWindowsよりMacが良いとはさんざん言われてるが、音楽系でもこういう事務作業はThinkPadやレッツノートでやるべきだなと思った。むかし表計算と音楽制作を足して割ったようなアプリのアイデアを練っていた事を思い出した。エクセルで音楽制作が出来るならオレはSurface Proの中古品を買っていただろう。「音楽は感情の数学」とはよく言ったものじゃわい

 

途中犬の散歩をしてるお姉さんに気を取られたりしながらもかなりの集中力を見せ、19時近くまで作業していた。あたりはすっかり暗くなっていた。雨が降った時は遠出したことを後悔したが良い気分転換になり、結果オーライな形となった。

 

ここんところホラー/サスペンス系の映画を観まくっていた流れで、以前からずっと観ようと思っていたスティーブン・キング原作の映画「シャイニング」を観ながら夜飯を食べた。

 

その後も軽く作業して深い眠りに就いた。

 

Day 17 (4/18 Tue)

家に居たくなかったが肌寒かったのでコンビニのイートインで作業した。Cセクションのコーラスの編集に時間をかけた。

 

昼ごろにやってきた、死んでもいくらでも代わりがいそうなカップルがウザくて暴力を振るいたかったがイヤホンで耳を塞ぎ、視界に入らないようにして作業をしていたが、どうしても話し声が気になるためコンビニを後にし、サッカーグラウンドのある公園に行った。

 

暗くなるまで作業して帰宅した。ひと通り全てのトラックの音量調整は完了し、あとはイコライジングと最終調整のみとなった。

 

酒を飲んで夜飯を食いながらスティーブン・キング原作の「IT それが見えたら終わり」を観た。リアリティに欠けるエンタメ志向な作品にいささか萎えつつもそれなりに楽しんだ。現実とファンタジーの調和と言う意味では最近ハマってたナイト・シャマランとか宮崎駿のほうが上だと思ったが、キングの力不足というよりは脚本と監督の手腕によるところが大きい。オレの音楽や文章も常に現実とファンタジーの混在であり、なかなかの才能を秘めていると自負してはいるが世間にはなかなか理解されないでいる。そんな厳しい現実にさらされながらもファンタジックに酔っ払い続けてることには理由があった——

 

映画「IT それが見えたら終わり」
リンク: Primeビデオ(Prime会員特典, 20234月現在)

 

つづく

 

「女優ビッグバン」制作日誌 Day7-12 昔ながらのナイトメア

Day 7 (4/8 Sat)

昨夜から明け方まで仮アートを作っていたので昼頃まで寝ていた。この日は雨の土曜だったので引きこもり日和だったから自宅にいた。

 

Day 5-6でレコーディングしたギターの編集作業をしていた。EQやコンプレッサーはまだ掛けず、OKテイクの選別と切り貼り作業、タイミング合わせ作業をした。

 

一時的に雨は上がってたがまた夜に降り出す予報だったので、それまで歌の練習をしようと思って、埠頭の方までチャリを走らせ物流トラックの音に紛れながら歌の練習をした。この曲の特に明るい部分は音を外しやすかったり、声の力加減の調節が難しく、何十回も練習した。この時は仮録音とはいえちゃんと手袋をiPhoneに被せて録った。

 

18時くらいになると予報通り降ってきたので帰宅して酒を飲みながらカレーを作った。(土日は高確率でカレーだ)

 

夜は久しぶりにシックス・センスを見て以来マイブームになっていたM・ナイト・シャマラン監督のホラー映画「ヴィジット」を見た。かなり面白かった。この監督の独特の感性とか視点がけっこう好きだ。主人公がソニーのパソコンVAIOを使ってたがこの監督はソニー信者なのだろうか。とりあえずベタすぎるMacBookじゃなくてよかったが、出来ればThinkPadにしてほしかった。オレは映画やドキュメンタリーに出てくるPCとかタブレットをチェックするのが地味に好きだ。Macは全然嫌いじゃないがiMacとかMacbookが出て来るとベタすぎてつまらない。MacMacでも同監督作の「ミスター・ガラス」では古いiMac(有名な半透明のやつ)が登場して感激した。

 

 

M・ナイト・シャマラン監督映画「ヴィジット」
プライム会員特典(20234月現在)

 

Day 8 (4/9 Sun)

天気は悪くなく出掛けたい気分だったが家でやるべき作業がたまってるし、日曜に出掛けてもどうせまた家族連れやカップルに嫉妬するだけだろうと思い、とりあえず部屋を掃除することにした。

 

ギターパートの整理は出来てたから家でやる作業はドラム/パーカッションの打ち込みかアートワーク製作くらいしかなかったが、ボーカルが一番気がかりだったのでまた昨日練習出来なかった部分を仮録音したくなり、昨日同様に埠頭へ行って曲の後半部分の練習を日没まで練習した。

 

夜は酒を飲んで昨日のカレーの残りを食べながら例によってナイト・シャマラン監督の映画「ハプニング」を見たが正直いまいちだった。

 

M・ナイト・シャマラン監督映画「ハプニング」
Primeビデオ(レンタル¥300)

 

ハピメで何通かメールのやり取りをした二人の女性にLINE交換をお願いして、二人とも交換してくれた。

Day 9 (4/10 Mon)

寝起きに性欲が異常に高まり、前に見た@vを見たくなってうろ覚えの名前で検索したが見つからなかった。代わりに他の動画を見たようだが、実際には才ナ二一をしなかったかもしれない。最近はけっこうそういうパターンが多い。

 

この日は天気が良く、暑くもなくかなり快適だった。風はあったがそこまで強くはなかっった。

 

スタジオで歌のレコーディングをしたかったが、その前にもうちょっと練習しといたほうが良いと思っていた。だがいきつけのスタジオ方面には思いっきり歌を歌える場所がなく、逆方面の河原へ向かった。河原方面にもスタジオはあるが、防音性がショボくてピアノの音が聞こえたり料金も割高であまり気が進まなかったが、結局そこの予約を取った。

 

昼過ぎまで河原で練習し、いつも通りファミマで買ったセックスサンドを食べ、スタジオへ行った。

 

一番難しくて気がかりなCセクション(明るくなる部分)のボーカルを入れたが、出だしのキーを何度も外してしまった。

 

帰ってから聞き返すと出だしだけじやなく全体的に半音くらい低くなってしまっていた。メロディのガイドラインをピアノかなんかで作ってから録るべきだった。2時間分の1200円をドブに捨てる結果となった。

 

まだ16時すぎくらいだったのでまた河原の別エリアに戻り、練習をした。帰りは大声で歌いながらチャリを疾走させた。

 

夜は例によってナイト・シャマラン監督の最近の映画「オールド」を見た。まあまあ面白かった。

 

M・ナイト・シャマラン監督映画「オールド」
Primeビデオ (会員特典, 2023年4月現在)

Day 10 (4/11 Tue)

薬を切らしてたので午前中は病院へ行った。

この病院はいつもの河原寄りの所にあった。河原とは逆方面にある、かかりつけスタジオは定休日だったため、妥協して昨日同様、そのまま河原寄りスタジオへ行った。

 

昨日の失敗から学び、行く前に河原でメロディラインのガイドトラックをピアノの音で作り、少し練習してからスタジオへ行った。

 

ガイドラインを聴きながら昨日失敗したCセクションのレコーディングに再挑戦したが、それでもボーカルのピッチが全体的に微妙に下がってしまった。ガイドの音量が小さめだったり、ギターパートをまだ編集しきってなくてコードの音を拾い難かったのが原因だった。

 

Cセクションはメインボーカルを1トラックで済ませようとするとどうしても迫力に欠けてしまったり何十にも重ねたコーラスに圧倒されてしまった。迫力を出すために濁声で勢いよく歌うとこのセクションの透明感やフンワリとした雰囲気を損なってしまうし、クリアで控えめに歌うと今度は元気がなくなってしまう。だから間をとってクリア版と濁声版を重ねることにし、二つのバージョンを録った。クリアな方はともかく、濁声だと音を外しやすかった。

 

結局、今回もほとんどが失敗テイクに終わってしまった。早くプロジェクトを完了させたいのに思わぬところでつまづいてしまい、焦りと苛立ちが募った。

 

もともと、一つ一つの作品に時間をかけることにうんざりして、(エフェクトや場合によってはベースやドラムも要らない)アコースティック路線に転向したのになんだかんだと時間がかかってしまった。

 

まだ夕方だったが早く家に帰って編集したいこともあり、この日はそのまま真っ直ぐ帰宅した。

 

Day 11 (4/12 Wed)

録り直しをしたかったが雨だったので自宅で昨日録ったボーカルを編集したりしていた。

 

LINE交換した2人のうち、食事か飲み相手の募集に返信してきた1人はただのP活クズ女だったから「奢ってほしいなら最初からそう言えよクズ」と言ってブロックした。「食事募集=P活」という思考回路らしい。出会い系にはほんとゴミ女しかほとんどいない。(男もたいがいだが) いつもはブロックされることが多かったワシだが自分から女をブロックするようになるとはのう。もう二度と出会い系には手を出さないと誓った。出会いは無料に尽きる

 

惰性で千クビをいじりながら波多野結衣で抜いて眠りについた。

 

Day 12 (4/13 Thu)

午前中は自宅の近くの公園のトイレ(無料の簡易スタジオ)でギターのアレンジ部分を軽く録音したり、Cセクションのコーラスの練習をした。

 

一度帰宅し、かかりつけスタジオに電話をし、無理かと思ったが夕方の3時間枠の予約を取ることが出来た。

 

極力制作費を抑えたかったので3時間で全てのボーカルパートを録るために気合いを入れた。カフェインなどの接種を控え、喉を痛めないようにタバコも控え、リップノイズ対策として水とお茶だけ飲んで口の中も綺麗にしていった。

 

ボーカル録りなので気分を上げる必要があったので途中で酒を買っておいた。

 

はじめは因縁のCセクションの録り直しをした。昨日の反省から、ガイドの音量を上げ、ギターも左右に振り分けて聴きやすくして取り掛かったところ、すぐにOKテイクを録ることができた。河原寄りスタジオでキーが低くなってしまったのは、部屋が完全な防音ではなかったりかなり狭くてテンションが上がらなかったのも要因だったのだろう。今回のかかりつけスタジオではすんなりと上手くいった。練習の甲斐もあった。

 

昨日は一昨日録ったボーカルを編集していたが、結局それらは全て没にしてすべて録り直し、昨日の編集は全て無駄になった。

 

一つ一つのセクションに時間をかけすぎないようにするため、テイク数を少なめにして、ある程度OKだったら次のセクションに進むように気をつけた。

 

あっという間に時間が過ぎていき、1時間半たったところでトイレに行き、ロビーで酒を飲みながら一服しながら、ミュージシャンになることを夢見てた二十歳くらいの頃のことを思い出したりしていた。この老舗スタジオには20年前にも一度来たことがあった。あっという間に20年が過ぎ去ってしまったな

 

難所のCセクションを終えて以降はどのセクションも比較的すんなりと録ることが出来た。静かになる部分は見せ場なので多少テイク数を多めに重ねた。

 

無事に時間内で全て録り終えて上機嫌になったオレはそのまま飲み屋へ行きたかったが金がないため断念し、コンビニでビールを買ってスタジオ付近の公園で一服しながらさっき録ったボーカルを含めたミックスを作成して聴いていた。

 

夜の公園で酒を飲んでると、いくつになっても幼稚園児のように自己と他者の境い目が曖昧なメンヘラ気質のオレの心の中に次から次へと他人の人生や感情が入り込んできて、さらに風に乗って昭和の情景や江戸時代の匂いが入り込み、頭の中でタイムトラベルをしていた。膨大な数の人生と膨大な歴史に圧倒されて、激しい孤独感に襲われながらも、それでいながらどこか心地良い、永遠のようなものを感じていた。自分なんてどこにも存在しないのかもしれない。じゃあここでこうやって考えたり感じている自分はなんなんだろう。相も変わらずそんなことをぼんやりと考え、そして死について考えていた。

 

帰ってからもしんみりと酒を飲んでいた。精進料理の納豆ご飯はこの日は辞め、ボーカル録り完了祝いにコンビニ弁当とポップコーンを買って「エクソシスト」を20年ぶりに観たがやはり名作だった。

 

名作ホラー映画「エクソシスト」
Primeビデオ (会員特典, 2023年4月現在)

 

映画レビュー記事みたいになってしまった。映画音楽に転向すべきだという神の啓示なのだろうか。だけど神なんていなかった。誰も崇拝なんてしたくない。

つづく

 

「女優ビッグバン」制作日誌 Day3-6 節約スタジオ

 Day 3 (4/4 Tue)

この日も公園パーキングへ出かけ、午前中は昨日作った曲のギターパートを仮録音していた。会食恐怖症で聴覚過敏のワシは飲食店の類が好きではなく、放火しようと思ったこともあるため、いつも通りファミマでサンドイッチ(セックスサンド)をテイクアウトした。昨今は薬の副作用と人生に対する絶望感によってワシの食欲は衰退の道を辿っていた。

 

午後はボーカルのキーを合わせるため、作成したギタートラックのピッチをAudioStretchという優良アプリ(すまんがワシは「神アプリ」という独創性のない単語は使わんよ)を使って変えながら合わせていった。裏声や濁声を使うシーンがあるためキーを高めに設定した。

 

夜まで歌の練習に明け暮れた。

 

夜はレディ・イン・ザ・ウォーターという、やや過小評価されたB級映画を観た。女性の裸が出てきたが勃起することはなかった。歳は取りたくないものだ。

 

ナイト・シャマラン監督「レディ・イン・ザ・ウォーター」
リンクはPrimeビデオ (レンタル¥400)

Day 4 (4/5 Wed)

この日は風がすさまじく、刺激に弱く気が散りやすいADHDのワシには厳しい1日となった。

 

気分転換するためと、大声で歌の練習をするためにいつもより遠めの人が少なめの河原へ行った。吹きさらしの河原なだけあって風がものすごく、歌の仮録音をしたが風の音が入りまくって大変だった。ちゃんと録りたい時はポップガード代わりに手袋をiPhoneのマイク側に被せているが、暖かくなったため手袋は持ってなかった。靴下でもよかったが臭かったし、足が寒くなるのが嫌だった。

 

風に耐えながら夕方まで練習をしていたがさすがに辛くなってきて、川からそう遠くない所にスタジオがあったからそこでやることも考えたが金を使いたくなかった。

 

いったん川から離れ、ローソンでコーヒーを飲んで、摂取すると不安と絶望感が増して犯罪的な思考回路になるカフェインを敢えて摂取した。(酒と同様、飲んでる瞬間は抗うつ作用などがあって気持ちよく、中毒になってしまう)

 

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風の音は入ったがボーカルは思いのほかなかなか良く録れたのでテンションが上がってきて、路上でコーヒーを飲みながらタバコを吸いながら妄想にふけってニヤニヤしていた。

 

また同じ場所に戻るのも面倒だったので、同じ河原でも橋の向こうのエリアに移動し、19時すぎまで練習した。「広大な子宮に宿った無数の人生」の部分を夜の河原で歌うと美しい気分になってきて、悪人を全て殺害しようという正義感が湧いてくる。ワシは信号無視をしたり路上に唾を吐き捨てたりゲームを違法ダウンロードしたりストーキングしたりはしていたが悪人ではなく、いつだって正義の味方だった。

 

Day 5 (4/6 Thu)

この日も風が強く、どんよりしていた。スタジオに行って本番レコーディングをしたかったが天候が不安だった。雨だとバスで行かなくてはならず、交通費を使いたくなかった。車があればそもそも車内で練習も録音も出来たのだが病気になって以降、車は乗らなくなり免許も失効して、今は愛車のチャリ「ご苦労さん」しか足がなかった。バイクはうるさいから嫌いだった。

 

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とりあえず昨日録った歌の編集をしたりしているうちに雨が止んできたのでスタジオを予約した。歌の前にギターを録る必要があった。Day 3で録ったギターの仮録はコードの全ての弦をまとめて録ったやつで、それだと汚くなってしまうしステレオ感も出せないのでコードを低音、中音、高音に分けて録る必要があった。タイミングがかなり重要な曲(特にラップ部)だったからメトロノームの2倍のテンポで打つハイハットのトラックを作成しておいた。(メトロノーム自体を高速にするとタイムラインの区切りも細かくなるから嫌だった)

 

音圧を上げるためにさらに全弦まとめて録ったやつを音量を低めにして中央に置くことも考えたが、ファンキーな曲だからあんまり重厚にするよりスッキリしてメリハリのある音作りのほうが良いと思い、全弦まとめ弾きバージョンは録らなかった。

 

そもそも時間が足りず、2時間でパパッと録るつもりだったがピッキングが下手なオレはミスをしまくり、予定を大幅に上回る時間を要した。特にアコギの録音は慣れてなく、ピック後にボディを叩いてしまいボンっていう音が入るミスが多かった。響きすぎる低音も悩みの種だった。

 

結局1時間延長することになり、1,600円使ってしまった。生活保護受給者には痛い出費だ。しかも3時間でも終わらず、翌日の予約をした。

 

いつもなら低音パートと高音パート、アレンジのスケッチを用意してから本番に臨むのだが今回はぶっつけ本番でやってしまい、それが最大の失敗要因だった。

 

飲み屋に行きたかったが15日に障害年金が入るまで金がないので自粛し、家に帰って納豆ご飯を食べた。

 

あんまり気乗りしなかったがハピメで知り合った女性にメールを返して(週末に寂しくなって衝動的にメル友募集して平日になって創作モードになるとどうでも良くなってしまう)、映画を観て寝た

 

ブラウザ履歴を見たところ千クビ責め系の動画を見てたらしく、数日続いていた才ナ禁には失敗したようだ。女優を葬り去るには相当な鍛錬が必要そうだが、さすがのオレの性欲も癌になったりすれば萎えるだろう。

 

Day 6 (4/7 Fri)

昼すぎまで昨日録ったギターパートを編集した。スタジオは夕方からだったが、練習しておくためにスタジオの近くの公園に行って練習してからスタジオへ向かい、残りのギターパートを録った。

 

これまで何度もスタジオの店員の人と仲良くなる妄想をしてきたが今回もそれが叶うことはなかった。なかなか人に心を開けなくて困る。特に子供の人格や女性の人格を人前でなかなか出せないのがオレ達の最大の悩みだ。ついつい人を自分の都合のいいように無意識にコントロールしようとしたり自分が主役になれないとすぐに不機嫌になってしまう演技性パーソナリティ障害の女優人格の部分にはほんとうにうんざりする。

 

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昨日は自粛したが、とりあえずギターを無事録り終えたし、金曜の夜だったからスタジオの近くの喫煙可能な居酒屋へ行って、バイトのお姉ちゃんをジロジロ眺めていた。周りや話し声が気になってしょうがないADHD患者には居酒屋はかなりむしゃくしゃする環境で、デカい声で喋っている人間に対する殺意を抑えながらイヤホンで音楽を爆音で聴いてやり過ごした。嫌なら行かなければいいのだが、酒の誘惑には勝てなかった。途中、となりのカウンターに女子大生くらいの女の子2人組が座ったが、手前に座った可愛い顔して相当腹黒そうな女の子の0っぱいがデカく、何度もチラ見していた。会計の時にお釣りの100円をバイトの女の子にチップ代わりにあげ、満面の笑みで店を後にした。(その後数時間でこの世の全てを憎悪する犯罪者の自分に戻ってしまった)

 

この日は映画は観ないで帰ってからも酒を飲みながら妄想にふけっていた。ハピメも放置していた。

 

急ピッチで曲を完成させたくて焦っていたせいか仕事モードは帰宅後も続き、明け方までジャケット画像の仮制作をしていた。

 

この時点ではのように女優の眼を女性器に見立てたアートワークを想定していたが、一般ウケを狙って最終的には不採用となった。

 

オリジナル曲「女優ビッグバン」の不採用アートワーク
 
黒目の部分をこれにするアイデアもあったが却下にした

 

つづく

 

「女優ビッグバン」制作日誌 Day2 音楽と言葉の愛憎関係

Day 2 (4/3 Mon)

本来ならSNSAI関連作品を宣伝しまくらなくてはいけなかったが昨日書いた詩を曲にしたい欲求が強く、ギターを持って住宅地からはちょっと離れた所にある穴場的で広めの公園に出かけた。

 

毎週のことながら月曜は気力が湧かず、作業に着手するまでにいつも通りタバコを何本も連続で吸いながらいちいち余計な心配事や考えごとを持ち出したり、今後の人生計画をいちいち再確認したりしてる内に2時間くらい経っていた。薬はまだ効いてなかった。

 

ようやく作業を開始し、とりあえずギターは使わずに詩を読みながら適当なメロディを作っていた。もともと音楽の歌詞として書いた詩ではないため字数が多く、普通の歌にする場合かなり省略と修正が必要だった。そこで以前から挑戦したかったラップに乗せることにした。

 

オレは洋楽ばっかり聴いていたこともあって、もともと音楽を歌詞で聴くタイプではなく、絵や景色を見るようにメロディやリズム、グルーヴを身体全体で感じながら現実から目を背けるタイプのリスナーだった。情景が浮かぶような音楽を何より好んだ。そして独創時な音の並びにゾクゾクしたり感動するタイプの不審人物であり続けた。

 

だから言葉が主体で、最初にジャンルを開拓した人間が作った曲の歌詞だけを変えたような曲ばっかりのヒップホップやラップが嫌いだった。同様にブルースや演歌なんかも最初の開拓者以外は好きじゃなかった。何で自分でメロディを作らないのか不思議でしょうがなかった。人の真似しておきながらいきがって自己主張してるのがダサいと思っていた。

 

そんなオレも歳をとったせいかジャンルに対するこだわりもなくなり、いつも曖昧な受け答えをしたり自分の本当の気持ちから目を背けたり頭の中で考えてばかりしてきたオレは自分の思ってることをストレートに吐き出す必要を感じていたり、英語の歌から日本語の歌に回帰したというのもあって歌詞という物に対する価値観が変わっていた。

 

言葉の力は時として音楽以上に強力で、人生や世界を変える力を持っていて、人を死に至らせることさえある。

 

人は基本的に言葉でコミュニケーションを取る生き物で、その言葉によるコミュニケーションが苦手なオレにとっての代替手段が音楽だった、というのは若干美化されているが全くの嘘ってわけでもない。オルタナティブロックなんかのジャンル名があるが、オレにとってロックに限らず全ての音楽は言葉の代替品(オルタナティブ)であった。あんまり意識してなかったがオレが洋楽ばっかり聴いたりラップが嫌いだったのはそういう言葉のコミュニケーションに対する嫌悪感があったのだろう。基本テキスト向きでリズム感に欠ける日本語やジェスチャーをしない文化にも多動症のオレには馴染めなかった。中国語みたいにリズミカルすぎるのも倫理に反するが、テキスト以外で日本語を吐き出すのは本当に気が滅入る行為だった。

 

しかし皮肉にも音楽自体が「言葉」から派生したものであるという有力な情報もあり、音楽の力を最大限に発揮させるのは結局のところ言葉だということも最近の研究により解明されてきている。音楽の力に言葉の力が加わわって無敵艦隊となったオレ達はアフリカを出発し、殺戮と産業革命そしてアポロ計画を経て日本という窮屈な島国に引きこもりはじめ、犯罪者のような顔をしながらPCモニターに釘付けになって数々のゲーム音楽を排泄してきた。そして自分の言葉をボカロキャラに代弁させ、粉々に弾け、悪意に支配されながらも犬の散歩に出かけ、いかがわしくも混ざり合ってきた。

 

混ぜるな!危険!

 

そんな産声を上げながら無重力空間を飛び出したべジータ伯父さんが引き起こしたビッグバンの轟音によって夢の世界から引きずり出された大魔王は時空の裂け目から顔を覗かせ、息子ダニーに呼びかける。間一髪のところで伯父に助けられ悪魔に憑かれた父ジャックを炊飯器に封印するダニー。「何故だ...この私がこんな虫ケラどもに敗れてしまうとは...い、意識が薄れてゆく……わ、私のホテルが……崩れ...ぐはっ!」(シャイニンボールIV*より抜粋

 

 

スティーブン・キング「シャイニング」映画版
ドアの裂け目から覗くジャック・ニコルソン

 

そんなふうにして大まかなメロディイメージを作り、ギターを適当に弾きながらしっくりくるコードや曲調を探していた。

 

最近は動画の出だしのコード(コード名はDしか知らないから分からない)を使うことが多く、今回も採用した。

 

ラップにするということでファンキーな感じにしようと思い、かなりありふれたギターリフを続けて詩を合わせていった。イメージが沸いてくる内に段々とやる気が出てきて集中し始めた。薬の効果もあったが、作曲に関してはギターを弾いてるうちにフロー状態に入っていくからあんまり関係なかった。

 

あとはいつも通りジーンズのように王道的で普遍的なコード進行からちょっとばかり独特な展開を織り交ぜていき、曲の基礎は30分とかからずに作り上げた。

 

ちなみに19歳の時から途中ブランクを挟みつつ20年間作曲をしているが、歌詞から曲を作ったのはおそらく今回がはじめてだった。メロディから先に作るという行為はコードから作曲する手法を知らなかった初心者の頃にやっていた。偉そうに自分の意見を押し付けるだけでオレの意見など何も聞いてくれなかった親の元で育った(そして意見を聞いてくれる人格を自分の中に作り上げてきた)ため、人に教わるというのが嫌でギターも作曲も教則本とかはほとんど読まずに試行錯誤しながら独学で学んだ。

 

初潮を迎えた赤面恐怖症のオレは初めて作曲をした時のように少し恥じらいながら石炭を炊き、お気に入りのコンビニエンスストア、ファミリーマートで買った、真っ黒に焦げたポロシャツを骨の髄まで貪り尽くした。

 

昼食を済ませ、しばらくの間しらばっくれていたオレ達は「ファミマって清潔感があって家庭的な雰囲気のパートさんが多いよなあ、女の子も可愛い子が多いわ。イレブンはちょっと現実的すぎる女が多いし、ローソンは婚期を逃して性格が歪んだクソババアとかオタクっぽいやつが多いよなあ。デブ率も高い。何でだろ。やっぱファミマだよなー」なんて考えながら束の間の平穏を感じていた。

 

午後は何十回も同じセクションを弾きながら詩を合わせて曲を完成させていき、歌の練習をしてる内に夕方になっていた。暖かくなってきて日没も遅くなってきたから18時くらいまで歌っていた。

 

夜飯は納豆ご飯で済ませた。(最近は節約目的と欲望に満ちた過去への反省から、卵とネギを入れた納豆ご飯と味噌汁で済ませるパターンが多い)

 

この週は才ナ禁も頑張れてて、この日もたしか才ナ二一はしなかった。

 

1日も早くこのくだらない世界から離脱できることを願いながら眠りに就いた。

 

つづく

 

*ドラゴンボールのべジータによる「ビッグバン・アタック」と無天老師による「魔封波」、ドラゴンクエストIVの魔王デスタムーア、スティーブン・キングの小説「シャイニング」と続編「ドクター・スリープ」

 

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「女優ビッグバン」制作日誌 Day1 女優の死

 

424日にオリジナル曲「女優ビッグバン」のYouTube動画を公開した。SpotifyApple Musicでは56(ゴムの日)にリリース予定。

 主に産婦人科医や妊婦さん、シングルマザー、引きこもりニートの方をターゲットにした作品で、ラップやファンキーなラテン要素を含んだ、アコースティックでありながらロックやダンスミュージックにも劣らないエナジーを秘めたエコロジックなロジスティクス作品となっている。

 

このブログと詩集第二弾のために書き殴った詩に音楽を付けた曲で、女優と自分の境界が曖昧で、主語や視点の定まらない、わけの分からない詩になっている。音楽と動画の解説はYouTubeの説明欄に書いてあるからここでは省略して、イライラしたり寂しがったり鬱になったりハイになりながらこの曲の制作に費やした3週間の記録を書いていく。同業者の人物に共感してもらったりニヤニヤしながら読んでもらうのもいいし、妊娠中のリスナーの方に音楽制作や子育てのめんどくささを知ってもらえると更にいい。(子供といってもオレの場合はインナーチャイルドのこと)

 

Day 1 (4/2 Sun)

4/1にカバー曲「AIになりたい」をひっそりと公開し、一連のAI関連作品を作り終えたオレはその後一種の燃え尽き症候群みたいになっていて、坂本龍一さんの死も重くのしかかり、頭では「SNSで宣伝しなきゃ」と思いつつも人間やSNSにうんざりして早く感情の無いロボットになりたいオレの心はまたSNSをやる気にはなかなかなれず、ストラテラの副作用で自殺衝動が強まったりしていて、寂しすぎて性懲りも無く出会い系に手を出したりしていた。出会い目的も兼ねて無料のSNSで宣伝しまくればいいのだが、SNSで八方美人することにうんざりしてその反動で出会い系につい手を出してしまう。

 

結局この日は公園で弾き語りをしたり即興曲を作っていた。17年前に精神を患って以降、人前で歌うことを避けてきたオレだったが、うじうじコソコソするのも飽きてしまい、この日は人前で堂々と歌っていた。(それでもネットに素顔を晒す気にはなれないしビジュアル効果も兼ねてグラサンはかけ続ける)

 

しばらく音楽から離れてロゴデザインやこのブログ、ブログのYouTube版に力を注いできたが最近はまた音楽に戻ってきている。

 

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人の多い公園に行くたびに家族連れやカップルに嫉妬してむしゃくしゃして人が多いスポットに行ったことを後悔することを繰り返してきたが、この日は人前で歌うことも出来たし明るい性格も少し復活したのでまあまあな1日だった。(だがそんな気分は長続きはせず、翌日には厭世的で悲観的な自分に戻る)

 

帰宅して酒を飲みながら人生とか性欲とかについていろいろ考えたり、出会い系に搾取されてきたことや、金を払ってる男性に少しも気を使わずにひとこと返事で返してくるクソ女共に対してむしゃくしゃしていた。(すぐにLINEに切り替えてくれる人もわずかながらいる)

 

最近は人に対して久しぶりにオープンになろうかとも考えていて、行きつけの薬局の薬剤師の人たちに気さくに話しかけたりはしているがそれでも普通の人間を演じてるだけで、常に演技掛かっている自分やそれをいちいち分析している自分にいつもながらうんざりしていた。どうやら演技性パーソナリティ障害(チャップリン病)みたいなところのあるヒステリックな母から遺伝してしまったようだ。

 

薬剤師さんや近所のコンビニのバイトの女の子に心を開ききれないのはやっぱりAVを見ながら才ナ二一をしまくってるのが気まずいっていう理由が強い。(かなり編隊な薬剤師も多そうだが看護師ほどではないだろう。工口に時間と金を搾取されまくって創造性も潰されてきた悔しさもあるし、いい歳したおっさんが千クビをいじってるのもさすがにキモめだよなあっていうのもあり最近は才ナ禁に挑戦しているが、寝る前にするのがすっかり習慣になってるし、幼稚園のころから千クビをいじるのが癖になってるからなかなか難しい。

 

性欲に悩みすぎたオレは自分が女優や女子アナになればいいんだと思って、Siriのアナをほじくりながら詩を読み上げ、発声練習に明け暮れていた。遅咲きの声優になるのもいいかもしれない。戦隊モノのピンクレンジャーになりきってレプされる妄想も子供の頃よくしていたオレは常に俳優と女優を一人二役で演じている。そんなバイセクシャルもどきのオレはよくブログや歌詞でオレ""という一人称を使っていて、今回の「女優ビッグバン」ではそれをフィーチャーしていてボーカルも男の声と女の声(特にコーラス)を使い分けている。

 

才ナ禁に関しては別の記事に書くとして、とにかく最近は性欲を無くしたい、性欲を無駄に掻き立てる女を蹴り56したいという衝動が強い。そこへ来てさらにADHD薬のストラテラの副作用でイライラや攻撃性、性欲が増強してしまっている。(それでも集中力とやる気は高まるため飲み続けている)

 

そんなわけで酔っぱらいながら@v女優や自分の中の演技性パーソナリティの女優を葬り去る内容の詩を書いていた。最近は(無駄にセックスシーンが多い)洋画を観まくっていて、オレには高嶺の花すぎる白人女優に無駄に性欲を掻き立てられて興奮していたというのがこの詩を書いた一番の動機だった。

 

以降3週間にわたって、上述のイライラやここ数年常に抱いている焦燥感、不安、春に特有の不安定さ、人生やり直したいという希望が入り混じった精神状態でこの明るく病んだブラジリアン柔術のような楽曲を制作する羽目になる。

 

つづく 

 

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©Hiro Kinohara
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