年末年始から1ヶ月にわたってこのブログに投稿してきた「4年前に死にきれずに始めた創作活動の振り返り」シリーズを書籍化した。
シリーズの内容の通りオレはこの4年間、金を稼ぐことよりも音楽や言葉をこの世に残すために生きてきて、その一環としてブログもはじめたがブログは自分の死後に跡形もなく消滅してしまうからKindle・ダイレクト・パブリッシング(KDP)を使って本を制作した。
いろいろと苦戦したKDP初体験の話はそのうち別の記事にするとして、とりあえず無事にKindle版とペーパーバック版(印刷本)を両方販売することが出来た。
グラサンかけてコソコソとネット上でだけ活動してる無名のアーティストの本なんて誰も買わないだろうが、金の為じゃなくて自分が生きた証を残したかっただけだからそれでも構わない。
だからKindle版の価格は100円にした(ロイヤリティ 32円)。ペーパーバック版は印刷コストの関係上、白黒でも1400円以上にしか設定できなかったので1500円にした(ロイヤリティ 59円)。
定期的に週末の無料キャンペーンを実施する予定。
売れるわけがないし売れても数十円しか稼げないがそれでも売れたらTシャツが初めて売れた時みたいに「ん?・・・売れた?!・・うおっ!・・売れた売れた! いやっほーーう!!」と言って躁状態になって子供みたいに大喜びして飛び跳ねちゃうだろう。
ロイヤリティ32円でも30冊で千円になる。生活保護の身としては千円の収入でも喜ばしい限りだ。
オレはもう生きている間に人気になったりブログや作品が拡散されて有名になることはあきらめてて、SNSで宣伝するのもやらなくなった。
それでもこうやって作品を残しておけばオレが死んだあとで誰かに発見されて評価されるかもしれない。
オレもすでに他界した人の作品を読んだり聴いたりして影響を受けたり存在を知ってきたが、同じようにオレの存在が未来の世界で知ってもらえるかもしれないと思うとワクワクしてニヤけてしまう。
今は価値がなくても江戸時代の一般人の日記のように将来的には「古い時代に生きた人間の生活録」として少しは価値も上がるだろう。
だから本のはじめに未来人に向けたメッセージを書いておいた。
本書が末永く存在し続け、未来に生きる人々が紀伊原ひろという、才能はあるが決して成功を収めることが無かったアーティストの存在を知り、21世紀初頭に書かれたこの器用貧乏な活動記録を哀れみと同情そして親しみの念を持って読んでくれることを切に願う。
そのうち Amazon以外でも出版しようと思うけどAmazonは100年後にも存在してそうだけど他は残らないだろう。楽天はどうなんだろうか。
どうか未来の人たちに読んでもらえますように・・・