紀伊の音

ADHDクリエイター紀伊原ひろの器用貧乏なブログ

またアル中になってきた (ミュージシャンやアーティストとADHD・薬物依存)

 

ミュージシャンだとかアーティストタイプの人間はカフェインやアルコール、薬物に反応・依存しやすい脳を持っていることが多い。言い替えるとADHDとか、躁うつ(双極性障害)系の脳。

芸能人や有名人でプレッシャーがあったり、浮き沈みの激しい業界だから薬物に走るっていうよりは(そういうこともあるが)、アルコールや薬物に反応・依存しやすい脳は音楽とか、芸術とか役者とかの才能を持ち合わせてることが多いってこと。

そういうタイプの脳は、薬物だけでなく、他者や自分自身の感情だったり、匂いや音、会話など、五感を通して外から入ってくるあらゆる情報や刺激に対して反応しやすかったりする。だからこそ、人に感動を与えるような音楽や文学作品を生み出せたりする。

その刺激や情報がトリガーとなって、脳の中に眠っている記憶やメロディ、景色、言葉などが呼び起こされやすかったりもする。いやゆるフラッシュバックだったり、主に統合失調症の特徴である、一見関係なさそうな物事同士の関連付けだったり。その機能によって、音楽のコードとコードをつなげたり、詩やメロディを書いたり、独創的な絵を描いたりする。

役者なら、他人の感情や人格(キャラクター、喋り方、挙動)などに敏感に反応し、自分の中に取り込み、時に乗り移られたかのように迫真の演技を演じることが出来る。ボーカリストにも同じことが言えて、他人に憑依されたようになり、肉体的にも変化を起こし、声帯が変化して、多種多様な声を出せたりするケースもある。(解離性同一性障害の人も、顔や声まで変わることがよくある。)

そんなふうに、外部刺激に対して脆弱だから、嗜好品やゲーム、買い物、セックスなどにも当然依存しやすかったりする。

おれ自身そういうタイプだから、いろんなことに依存してきたし今も依存してしまう。

数年前にかなりアル中になってた時期があって、昼も夜も飲みまくっていた。ちょっとした喜怒哀楽の刺激を受けるともう酒を入れてその感情をブーストして感情に浸っていたくなる。酒以前に、感情そのものに依存してたりする。たかだかちょっとしたアイデアが浮かんだだけでものすごく興奮して有頂天になって、酒を飲み始める。

しばらくは無敵になったような恍惚感を得るんだけど、数時間後にはゲッソリし、自尊心も失い、罪悪感や羞恥心に苛まれる。そしてそれを忘れるためだったり、逆にその悲しみ自体に依存したくなって酒を飲む。

この時期のアル中の回復は、特に大きなきっかけがあったわけでもなく自然な流れで回復した。単にアル中なのが辛かったし、経済的に負担だし、あとはやっぱり罪悪感。この時期はまったく働いてなかったから、他の人がまじめに働いてる時に昼間っから酒飲んでる自分がみじめで仕方がなかった。

別に「○○月になったら辞めよう!」とかそういうのもなかった。おれは双極性障害で浮き沈みの周期があるから、ごく自然とアル中ブームみたいな周期が過ぎ去っていったみたいなのもあると思う。肥満も同様で、周期的に太ったり痩せたりする。特に計画的で継続的なダイエットとかもせず、単に食欲旺盛な時期と食欲不振な時期が入れ替わる。

Wikipediaによると左利きの人や右脳型の人はアル中からの回復も早いらしい。おれの推測だけど、たぶん統合失調からの回復も早いことが右利きの人とくらべて多いと思う。メカニズムはよく分からない。浮気性で飽きっぽい人が多いのかな、病気や依存性に対しても。

しかし今年の夏から毎日夜飯の時にビールを飲まずにいられなくなってしまった。昼間は土日でさえ全然飲んでないから前回よりはマシなんだけど、夕方5時過ぎると飲みたくて飲みたくてしょうがなくなる。また自然回復出来ればいいんだけど…
©Hiro Kinohara
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